手のひらが熱い場合、自律神経が影響している可能性があります。
具体的に手のひらが熱い原因やその治し方が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手のひらが熱いことと自律神経はどのように関係しているのでしょうか?
本記事では、手のひらが熱いことと自律神経の関係について以下の点を中心にご紹介します。
- 自律神経と手のひらの熱さの関係性
- 手のひらの熱さの治し方
- 手のひらが熱くなる他の原因や治し方
手のひらが熱いことと自律神経の関係について理解を深めるためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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自律神経とは
自律神経とは人間の体にある神経のうち、内臓の働きなどを調節している神経のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経
自律神経のうち、人間が活動している時や昼間などに活発になる神経です。
また、緊張している時やストレスを感じている時も活発になることがあります。
交感神経が優位に働くようになると以下のような変化があらわれます。
- 瞳孔が拡大する
- 血圧が上昇する
- 心拍数が上昇する
副交感神経
副交感神経とは、夜やリラックスしている時に優位に働く神経です。
夜の睡眠中やお風呂に入っている時などに副交感神経が活発に働きます。
副交感神経が優位に働くと以下のような変化がみられます。
- 瞳孔が縮小する
- 血圧が低下する
- 心拍数が減少する
自律神経失調症との関係
交感神経と副交感神経は真逆の働きをすることで、人体の内部バランスを保っています。
そのため、ストレスなどの原因によって、自律神経のバランスが乱れると、私たちの体に様々な不調が現れます。
自律神経が乱れることで色々な症状が現れることを自律神経失調症と呼びます。
自律神経失調症の症状には、動悸、頭痛、耳鳴り、頻尿など、心身ともに多岐にわたる症状が見られることが多いです。
また、自律神経失調症は女性の方が発症リスクが多いです。
その理由として以下のようなものが挙げられます。
- 女性ホルモンの生理変化がある
- 甲状腺ホルモンが男性よりも乱れやすい
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手のひらが熱い原因は自律神経の乱れかも
手のひらが熱いという症状がみられた場合、自律神経の乱れが関係している可能性があります。
手のひらが熱いということは、自律神経の乱れが起因して、体温調節がうまく行われていないことが原因として考えられるからです。
自律神経が乱れているのか判断するにはどうしたらよいのでしょうか?
自律神経の乱れによって引き起こされるものか判断が難しいため、その他の症状と総合して判断する必要があります。
以下のような症状がある場合、手のひらの熱さは自律神経の乱れによるものである可能性があります。
- 動悸や息切れ
- 頭痛や肩こり
- 微熱
- 耳鳴り
- 不眠
- めまい
- 立ち眩み
- 下痢や便秘
- 倦怠感
もし、該当するようなら専門の医療機関に相談しましょう。
体調が変だなと感じたら、早めの受診をおすすめします。
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自律神経失調症での手のひらの熱さの治し方
自律神経失調症で「手のひらが熱い」という症状が見られる場合に有効な治療法についてご紹介します。
リラックスする
心身ともにリラックスすることで自律神経を整える方法です。
主に以下のような方法があります。
- 自律訓練法
- リラクゼーション
いずれも呼吸を意識することが重要になってきます。
自律訓練法では、リラックス状態をイメージして身体に感覚を覚えさせていきます。
慣れてくると、日常生活でもリラックス状態を上手につくり出しやすくなります。
リラクゼーションでは、筋肉の緊張と弛緩の感覚を繰り返し練習します。
筋肉の活動で血流を高め、リラックス状態を作ります。
手のひらが熱いという症状だけでなく、その他の体の不調にも効果が期待できるでしょう。
生活リズムの改善
生活リズムを整えることで、自律神経失調症が原因の手のひらが熱いという症状は緩和する可能性があります。
同じ時刻に寝て、同じ時刻に起きるということを意識し、生活リズムを作りましょう。
また、生活リズムの改善に加えて、軽い運動を日常生活の中で習慣化することも自律神経を整えることに繋がるでしょう。
バランスの取れた食生活
一日三食のバランスの良い食事を心掛けることも生活リズムの改善につながり、症状の改善が期待できます。
- 決まった時間に食事をとる
- 栄養バランスを考えた食事をとる
- カフェインを摂取しすぎない
- 飲酒や喫煙の頻度を減らす、もしくはやめる
以上のようなポイントを意識することで、自律神経を安定させ、自律神経失調症の改善をはかります。
その他
自律神経失調症で「手のひらが熱い」という症状が見られる場合の治療法には他に以下のようなものがあります。
- 薬物療法
- 心理療法
- 対人関係療法
- 認知行動療法
薬物療法では、身体症状や精神状態を安定させるような薬が用いられます。
個人によって様々な症状が見られることが多いので、様々な薬が組み合わせて使われます。
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手のひらが熱い他の原因
手のひらが熱いという症状は自律神経失調症が原因でない場合もあります。
自律神経失調症が原因でない場合の原因ついていくつかご紹介します。
皮膚に関する病気
下記のような病気によって、手の皮膚が炎症を起こし、手が熱くなる場合があります。
- 接触性皮膚炎
- 蜂窩織炎
手に腫れや発疹などが見られることが多いので、異変を感じたらすぐに専門の医療機関を受診しましょう。
身体全体の発熱
風邪などの感染症にかかることで体温が上昇し、身体全体の発熱に伴った手の熱さを感じることもあるようです。
一般的には37.5度以上で発熱と判断されることが多く、このような場合に手が熱くなるという症状が見られることがあります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺という首付近の臓器から甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
具体的な症状としては下記のようなものがあります。
- 手足が熱くなる
- 動悸
- 多汗
- 手の震え
手が熱いという症状が長引く場合、専門の医療機関を受診することをおすすめします。
手のひらが熱いときにやってはいけないこと
手のひらが熱いと感じるとき、正しい対処法を知らないまま対応すると、かえって症状が悪化することがあります。
- 冷水や氷で急激に冷やさない
- 熱さの原因を無視しない
- 強い圧力をかけない
- 熱さが続く場合は医師に相談する
ここでは、上記の手のひらが熱いときにやってはいけないことと対応策について詳しく解説します。
冷水や氷で急激に冷やさない
冷たい水や氷で手のひらを急激に冷やすのは、体温調節機能に負担をかけるため、おすすめできません。
手のひらが熱い時、冷水や氷を使用すると、皮膚表面の温度が急激に下がるため、体は体温を上げて元の状態に戻そうとします。
これにより、結果的に手のひらが再び熱くなることがあり、症状が悪化する恐れがあります。
冷やす際は、常温の水やぬるま湯を使い、徐々に冷ますようにしましょう。これにより、体が自然な温度調整を行いやすくなります。
熱さの原因を無視しない
手のひらが熱く感じる原因には、ストレスや血行不良、自律神経の乱れなど、さまざまな要因が考えられます。
こうした根本的な原因を無視して一時的な対処だけに頼るのは、長期的な改善につながりません。
手のひらが頻繁に熱くなる場合は、まずその原因を特定し、適切な対策を講じることが大切です。
強い圧力をかけない
手のひらが熱く感じると、反射的に手を握ったり、圧をかけたりすることがありますが、これも避けるべきです。
強い圧力をかけることで、血流が一時的に妨げられ、さらに手のひらの温度が上がる可能性があります。
手のひらの熱さを感じたら、手をリラックスさせ、圧力をかけずに自然な状態を保つことが重要です。
また、血行を促進させるために、手のストレッチやマッサージを取り入れるとよいでしょう。
熱さが続く場合は医師に相談する
手のひらが熱く感じる状態が長時間続いたり、他の体調不良を伴う場合は、専門医に相談することをおすすめします。
特に、自律神経の乱れや循環器系の問題が原因となっている可能性もあり、専門的な診断が必要です。
自己判断での対処は、症状を悪化させるリスクがあるため、適切な医療機関での診察を受けることが大切です。
手のひらの熱さと自律神経のまとめ
本記事では、手のひらが熱いことと自律神経の関係についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- 自律神経とは人間の体にある神経のうち、内臓の働きなどを調節している神経のこと
- 手のひらが熱い場合、自律神経の乱れが起因して体温調節がうまく行われていないことが原因の可能性がある
- リラックスや規則正しい生活を意識することで、自律神経失調症による手のひらの熱さ改善を見込める
- 自律神経失調症以外では、皮膚の病気、全身の発熱などで手のひらが熱くなることもある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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